お寺の広報活動をお手伝いします
私はお寺の住職で、これからのお寺をどのように描いていくか考え続ける一人です。それぞれの住職方の思いがあり、個性豊かなお寺が増えてきています。
しかしどのお寺様においても根底にあるものは、「教えを広める」ことであり、「お仏事をしっかりとお勤めしていくこと」であり、「仏教のみ教えを通して地域の皆様の不安を少しでも軽減していくこと」だと私は考えます。その為には、このお寺がどのようなことを提供できるのか広く認知して頂く必要性を強く感じました。
皆様のお寺の広報活動に少しでもお役に立つことが出来たら幸いです。
聞かれれば答えるというスタンスからお寺から発信していく姿への変革
檀信徒・門信徒の皆様が当たり前にしてくださっていることに対して、一つ一つ丁寧にその意味と必要性をお伝えしなければならないと思います。なぜなら、その当たり前にしてくださっていることを意味も分からずやっていらっしゃる場合があまりに多いからです。確かに世代間で色々なことが引き継ぎされにくい社会的な構造もありますが、これは伝える側であるお寺の問題でもあると思っています。
「聞かれれば答える」というスタンスから、「お寺から発信していく」姿へと変革していかなければならないのではないでしょうか。それは、物理的な看板などを含め、インターネットなども活用し、様々な世代に様々な手法でアプローチしていかなくてはなりません。
本当の意味での敷居の低いお寺
このお寺がどのようなことを提供できるのか広く認知して頂くことも非常に重要です。ある宗教団体が社会的な問題になっていた時、「日本の寺は風景でしかなかった」という信者の方の言葉が胸に突き刺さります。
「敷居が低いお寺」とは、「相談事を聞いてくれるだろうか」その不安をまず解消することにあります。イベントなどで普段お寺に出入りする人でも、相談事となると話は別になることもあります。明確にお寺が提供できるものを提示し認知して頂くことで、お寺が風景ではなく、イベント会場でもなく、相談事が安心してできる「本当の意味での敷居の低いお寺」になるのではないでしょうか。